一般社団法人日本建設機械レンタル協会

資格制度に関するQ&A

「建設機械レンタル管理士」資格制度を導入した目的を教えてください。
一般社団法人 日本建設機械レンタル協会では、「顧客から信頼されるレンタル拠点の運営」と「良質で安全なレンタル機材の提供」により、ユーザーへの便宜と業界の質的向上を図ることを目的として、2020年4月を目途に「建設機械レンタル業者登録制度」を目指しています。ユーザーからの信頼を得るためには、有用な人材の確保育成が重要であり、レンタル業務運営の中核となるべきレンタル拠点の長(営業所長)のレベルアップを目的とした資格として創設しました。この資格取得は業者登録制度の要件(人的要件)でもあります。
人的要件の新資格制度はどのような資格で、誰を対象にしているのですか?
昭和62年から平成13年まで実施していた「建設機械器具賃貸業管理技士」を踏襲し、さらに時代に合わせた内容で、建設機械レンタル業全般にわたる業務知識や管理能力等の幅広い知識とスキルを備えた人材を育成する目的から新たな資格制度「建設機械レンタル管理士」を創設しました。ここ数年、レンタル業者を取り巻く環境は厳しくなり、業務知識のみならず環境規制、職場でのコンプライアンス等幅広く対応する必要があり、地域社会と共生するレンタル拠点の拠点長(営業所長)もしくはその候補者を対象としています。
「建設機械レンタル管理士」を受験するための資格要件を教えてください。
試験を受験できる者の資格要件は、建設機械レンタル業に関し、高卒以上の場合は3年以上、中卒の場合は5年以上の各実務経験を有し、かつ本協会が実施する講習(eラーニングによる学習)を修了した者としています。
しかしながら、Q1に記載の通り、この資格の取得を目指してほしい対象者としては、一定の経験を積んだレンタル拠点(営業所)の管理者、営業所長とその候補者としています。
「建設機械レンタル管理士」資格取得の方法を教えてください。
「建設機械レンタル管理士 資格試験テキスト」の内容から試験形式で出題している問題300問を、eラーニングで期間内に学習していただき、受講終了後、受験し合格することで資格取得ができます。eラーニングの出題内容をテキストとかみ合わせながら、反復継続して学習することでスキルの向上につながります。
具体的には、申込後、自宅、会社など、当人の都合の良い環境で、eラーニングで分野毎に区分された300問を受講していただき受講修了されますとCBT試験の申込をすることができます。申込完了後に予約した会場で受験していただきます。試験時間は60分で出題50問の70%以上の正答で合格となります。合否は試験終了後に遅滞なく結果が出ます。合格された方は=資格者として登録され、後日協会より写真付き資格証(カード)と合格認定証が交付されます。
資格取得後には名刺に「建設機械レンタル管理士」の資格表示をすることができます。
受講・受験の申し込みはどのように行いますか?
申込は協会のホームページから行います。「建設機械レンタル管理士資格認定試験」のバナーをクリックすると応募要領を経てCBTS(試験委託会社)の申込画面に入ります。HP内の案内に沿って進み画面の記入欄に必要事項を入力します。途中決済方法の選択画面が出ますので、クレジット決済かコンビニ振込を選択して決済していただきます。決済完了後、IDとパスワードが送られてきます。このIDとパスワードを使用してパソコン、スマホ等から申込確定後10日目から学習をすることができます。この10日間の間にテキストが送られてきます。
この他不明な点やCBT試験申込時の写真のアップロード(合格後の資格証写真)の仕方など、手順がわからない場合は、申込画面に記載されているコールセンターへ問合せすることにによりサポートを受けることができます。
新規で試験を受けるとき、eラーニングのパスワードが送られてきてからeラーニングの受講期間、受講を修了して試験を受けられる期間はどれくらいですか?
eラーニングの受講期間は6か月あります。この期間繰り返し何度でも学習できるのがeラーニングのメリットです。期間が長いですが早目に修了させて試験にチャレンジしていただくことをお薦めします。
CBT試験の受験ができる期間はeラーニングの学習期間の6か月以内です。1回目の受験は申込時にセットとなっておりますが、不合格で再受験の場合、その6か月以内であれば再受験手続で受験することができます。合格せず6か月を経過してしまったときは、再度、新規申込をしていただくことになってしまいます。
eラーニングの学習とCBT試験の内容はどのようなものですか?
eラーニングの学習はパソコン、スマホでいつでも学習ができます。内容は、300問の学習問題を約20に区切られた分野毎に学習していただき、各分野80%以上の正答で次の分野に進み300問修了に向け学習していただきます。300問すべてを一度に学習すると6時間程度かかりますので、ご自身の都合に合わせて区切って学習することできます。
eラーニングは申込後10日目から受講することができます。申込後6か月間の学習期間内なら何度でも繰り返し受講することができます。
会場型CBT試験は、eラーニングを修了したあとに申込が可能となります。CBT試験委託会社提携先の最寄のパソコン教室などの会場を予約して、その会場の営業日時間内にいつでも受験申込ができます。試験問題はeラーニングで学習された300問の中から50問が同じ三択形式で出題されます。eラーニングの学習問題以外からの出題はされません。試験時間は60分で70%以上の正解で合格となります。不合格になった場合は前述の6か月の期間内なら何回でも受験できます。但し、再受験の際は申込時の費用とは別に再受験料がかかります。期間内ならeラーニングでの学習を反復して受講することができますので都度復習してから受験することができます。合格されますとその場で合格結果がスコアレポート紙により表示されます。後日資格証(カード)と認定証が交付されます。
レンタル管理士は会社資格ですか?個人資格ですか?
建設機械レンタル管理士は個人資格です。所属会社での役割上、会社からの資格取得指示により申込をされることとなりますが、この資格の申込手続きについては、受講者本人が受講申込・決済を行い、eラーニングを学習し、会場型CBT試験に合格して資格を取得する工程となります。個人資格ですから、万が一所属先が変更になった場合も個人の資格としての位置づけとなります。
資格制度の申込は会社にするのですか?
同資格は個人資格ですので、申請は受講申込者自身が行います。協会のHPからeラーニングの申込を行い、コンビニエンスストアでの現金支払いかクレジットで決済していただき、配信されたIDとパスワードで自宅のパソコンなどから受講していただきます。
但し、業務上必要である資格であるため、受講・受験費用を所属会社に精算することになる必要上領収書の発行をパソコンからすることができます。
従って、この資格制度では会社としての一括申込、団体申込はできません。
私は以前に「建設機械器具賃貸業管理技士」の資格を相当苦労して取得したのですが、今回の資格取得の際の措置について教えてください?
以前の「建設機械器具賃貸業管理技士」資格を保有する方(旧資格者)は、永久資格を取得してない方も含めてすべての旧資格者について、新規の「建設機械レンタル管理士」資格の受講・受験者と区別して、eラーニングの受講修了をもって資格が取得されたものとして登録されます(CBT試験は免除)。但し、この移行に向けての対応措置は2020年3月末日までに受講申込をしていただくことが条件となります。この期間を過ぎてしまいますと、新規の受講申込者と同じ待遇での申込を改めてしていただくこととなり、CBT試験の受験をして合格をしないと資格の取得ができなくなります。
申込の際の旧資格者区分の選択方法は、ログインID、パスワードが送られてきてから画面に入り、マイページトップから受講申込を選択すると注意事項確認画面の次に会員選択の画面が出ます。そこで「旧資格者:建設機械器具賃貸業管理技士」を選択してクリックすると旧資格者での申込手続きに入ることができます。
「建設機械レンタル管理士」資格制度の受講・受験料、テキスト代等の必要な費用について教えてください。
「建設機械レンタル管理士」の受講・受験料、テキスト代については下表を参照してください。
会員と非会員とで金額はそれぞれ区別されます。
新規に資格取得を希望される方は、受講・受験料金(テキスト代込み)30,000円(税別)となります。

新規受講受験料金(eラーニング+CBT試験)

会員料金 30,000円(税別)
非会員料金 60,000円(税別)

旧資格者(eラーニング修了のみ。試験免除)

会員料金 20,000円(税別)
非会員料金

CBT試験再受験料

会員料金 10,000円(税別)
非会員料金 20,000円(税別)

更新料金(5年毎)

会員料金 20,000円(税別)
非会員料金 40,000円(税別)

テキスト販売代金(別途テキスト購入の場合)

会員料金 7,000円(税別)
非会員料金 14,000円(税別)
協会会員以外の人も「建設機械レンタル管理士」資格の受講、受験はできるのですか?
この「建設機械レンタル管理士」資格制度は、将来公的資格を目指していきたいとしています。
そのために、会員・非会員の区別なく受講、受験できますが、受講、受験料金については、非会員の料金を会員料金とは別にしています。
CBT試験の会場ですが、各地域の会場を確認したい場合はどのように調べればよいですか?
CBT-Solutionsの申込画面2ページ目の「テストセンター一覧」を開くと県別目次が表示され、該当県を選択すると会場の一覧がご覧いただけます。ご不明の際はCBTSのコールセンターに問合せしていただければ検索の手順を教えていただけます。
CBT試験は、テストセンター営業日の中で受験者自身の都合の良い日時を選定して申込ができます。
資格の更新はありますか?
更新は5年毎を予定しています。最初の更新は早くても2023年11月以降になります。更新満了日の6か月前より更新手続きができるしくみとしています。更新時期の通知ははがきとメールによる事前告知を検討しています。
5年後の更新の内容はどのようになるのですか?
期限満了6か月前より更新手続きの申込をできるようにしています。資格取得時と同様更新申込画面から申込手続きに入れるようなしくみとしています。(詳細は検討中)。eラーニング300問を学習して修了することが更新の条件となりますが、CBT試験の受験はございません。eラーニングの出題内容は、更新されたテキスト(更新申込完了後にお手元へ届きます)から出題されます。修了されますと5年間有効の新しい資格証と認定証が発行されます。
テキストは紙(冊子)ですか?
本編、法令編との2冊一組(1冊約180ページ)の冊子です。申込者に直接郵送します。eラーニングの問題はテキストの内容から抜粋しています。
社内の幹部候補教育用にテキストを使用したいので、社内教育用としてテキストを購入することはできますか?
この件については会員皆様からのご要望も多いため、資格試験とは別にご希望の会員の皆様にはテキストを販売します。ただし、テキスト購入済者が、資格試験を受講・受験される際には、他の申込者と同様の申込手順をしていただくことになり、購入済みテキストをすでに所持されている場合でも新たにテキストが重複してご自身の元へ届くこととなります。
5年後の更新時のeラーニングの出題内容ですが、更新されたテキストから出題される内容とはどのようなことですか?
5年経過すれば、時代の情勢、環境、法律、コンプライアンスも変わっていきます。テキストの内容も最新の状態に改定されることが必要です。試験問題、eラーニング問題もそうですが、出題内容については1年毎に見直し、適切でなくなった問題は入れ替える等の対応など円滑な内容を堅持するための管理運営をしていきます。
個人申込で決済をした際に領収書は出るのですか?また、会社で精算するときに会社名の領収書が必要になりますが対応できますでしょうか?
決済後には領収書をパソコンから出力することができます。申込者名で表示されますが、宛名を社名に変更することができますので、会社名に変更して後日の精算に使用していただくことができます。